研究室では、定期的にセミナーを開催しています。
今年度、第2回目のセミナーとして、東北師範大学のLu Shan教授をお招きし、中国からオンラインで中継し開催しました。
Lu先生は2007年に当研究室で博士課程を修了後、農業環境技術研究所（現・農研機構）を経て、現在は中国・東北師範大学 地理科学学院に着任し、教鞭を執っていらっしゃいます。ご講演では、葉の生化学的パラメータ（LCC、CAR、EWTなど）の推定における、葉の表裏の非対称性や内部構造、観測角度の影響を詳しく解説いただきました。そして、葉構造や観測角度の影響を受けない植生指標の開発や、観測角度や偏光を考慮した葉の光学モデルの改良に関する最先端の研究も紹介いただきました。Lu先生の研究は、Remote Sensing of Environment，Agricultural Forest and Meteorology，IEEE Transactions on Geoscience and Remote Sensingなど、この分野のトップジャーナルに数多く掲載されています。Lu先生の研究は、同様に植物観測を行う学生にとって、大変参考になりました。
本セミナーの情報は、AGRI-COCOONのサイトでも閲覧可能です。